vim(vi)の世界には「モード」という概念がありますが、ビジュアルモードは「マウスでドラッグして範囲選択している状態」をキーボードだけで再現するモードです。
ちなみに「厳密にはviにビジュアルモードは存在しません。」最近のLinux環境でviを使っているつもりでも実はエイリアスとしてvimが動作しています。つまりvimのビジュアルモードって事になります。
1. ビジュアルモードとは?(イメージ図)
通常、メモ帳などのエディタではマウスで文字をなぞって青く反転させますよね。Vimでその「青く反転した状態」を指すのがビジュアルモードです。
- ノーマルモード: 移動や削除をする「待機」の状態
- 挿入モード: 文字を入力する状態
- ビジュアルモード: 「ここからここまで」と範囲を指定する状態
2. どうやって使うの?(3つの種類)
ビジュアルモードには、選びたい範囲に合わせて3つの入り方があります。
| 種類 | キー入力 | 選び方 | どんな時に使う? |
| 文字選択 | v (小文字) | 1文字ずつ自由になぞる | 単語の一部や短いフレーズを選びたい時 |
| 行選択 | V (大文字) | 1行まるごと上下に選ぶ | 数行まとめてコピーや削除をしたい時 |
| 矩形選択 | Ctrl + v | 縦方向に「箱形」で選ぶ | 行頭に一斉にコメント記号(//など)を入れたい時 |
3. 選んだ後に何ができるの?
範囲を選んだら、次に「どうするか」の命令を1文字打つだけです。
y(Yank): コピーするd(Delete): 削除(カット)するU/u: 選択範囲をすべて大文字(または小文字)にする>: 選択範囲をまとめて右にずらす(インデント)
個人的によく利用するのは 矩形選択で複数行選択しまとめてコメントアウトや、またその逆でコメント行の有効化など便利に使えます。
複数行をいっきにコメントアウト化
対象行の先頭にカーソル移動→Ctl+qでビジュアル矩形→カーソル移動で対象行選択→Shift+iで挿入モード→コメント文字を入力→Esc→これで完成(コメント文字入力後改行入れてはいけません)
複数行コメントの有効化
対象行の先頭にカーソル移動→Ctl+qでビジュアル矩形→カーソル移動で対象文字選択→x (これでいっきに消える)
Windows環境にもインストールできます
普段からWindows環境で慣れておくといいですよ。というよりWindows環境での作業が楽になります。


