TCP/IP

レイテンシ(Latency)とRTT(Round Trip Time)の関係

項目意味補足
レイテンシ (Latency)遅延という現象概念そのもの通信速度を低下させる待ち時間、あるいは理想的なタイミングからのズレを指す。「遅延」という性質を表現する際に使われます。
RTT (Round Trip Time)レイテンシを実際に計測した時間信号が送信元から送信先に届き、応答が返ってくるまでに要した時間。本来Pingコマンドなどで観測される具体的な数値ですが、次のような事をRTTと表現する時もあります。
・クライアント→サーバ→クライアントの「往復時間」。
・1回のリクエスト・レスポンスの所要時間。

1. レイテンシは遅延の総称

レイテンシは、ネットワークにおける物理的な伝送遅延だけでなく、サーバーの処理遅延、ルーターでのキューイング遅延など、時間のかかる要因すべてを指す総称です。

  • 例えば、「Webサイトの表示が遅い(レイテンシが大きい)」という場合、それはネットワークRTTだけでなく、サーバー側のDBクエリ実行時間やレンダリング時間も含む、ユーザーが体感するすべての遅延を意味します。

2. RTTはレイテンシのネットワーク測定値

一方、RTTは、そのレイテンシの構成要素のうち、純粋なネットワーク通信にかかる往復の時間を指します。

  • これは「ネットワークがどれだけ遠いか/混んでいるか」を示す指標です。
  • TCP通信では、パケットの送信と確認応答(ACK)のサイクルが、このRTTによって律速されます。
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